Amazon.com Inc(AMZN)の直近 SEC 提出書類から、数字で見える事実をお伝えしますわ。
ここで大切なのは、予測ではなく公式提出資料に書かれた事実だけを取り上げるという点。秋のハイシーズン前の経営状況を、一次情報でご一緒に確認いたしましょう。
直近の提出書類
SEC の公式 EDGAR データベースから取得した直近 3 件の提出書類は以下の通りですわ。
- 種別: 10-Q / 提出日: 2026年4月30日 / 出典: SEC 公式
- 種別: 10-K / 提出日: 2026年2月6日 / 出典: SEC 公式
- 種別: 10-Q / 提出日: 2025年10月31日 / 出典: SEC 公式
これらはすべて SEC 公式 EDGAR から取得した一次情報ですわ。加工や推測を一切含まぬ、企業が法律に基づいて公式に報告した数値ばかりです。
公式数値で読む直近の業績
売上高 ── 通期での成長軌跡
Amazon の売上は、2025 年度通期で 7,169 億 2,400 万ドルに達しました(SEC 公式提出書類より、出典)。
2026 年第 1 四半期(1 月〜3 月)の売上は 1,815 億 1,900 万ドル。これは前年同期の 1,556 億 6,700 万ドルと比べて、営業活動の規模が拡大していることが見て取れます。e-コマース、AWS クラウドサービス、広告事業といった複数の柱が、継続的に売上を支えている形ですわ(SEC 公式提出書類より、出典)。
純利益 ── 収益性の変動
2026 年第 1 四半期の純利益は 907 億 9,800 万ドルと、SEC 提出書類に記載されておりますわ(出典)。
これを前年同期の 659 億 4,400 万ドルと並べると、四半期ベースでの利益が増加していることが分かります。2025 年度通期では 776 億 7,000 万ドルの純利益を計上しており、四半期ごとの業績の凸凹がうかがえる展開ですわ(SEC 公式提出書類より、出典)。
1 株当たり利益(希薄化ベース)── 株主還元を左右する指標
2026 年第 1 四半期の希薄化 EPS は 2.78 ドル。前年同期の 1.59 ドルと比較すると、1 株当たりの利益が増加しているという事実ですわ(SEC 公式提出書類より、出典)。
2025 年度通期の希薄化 EPS は 7.17 ドルでしたので、今年の動きがどう推移するか、市場が注視する数値となっておりますの(出典)。
営業利益 ── 本業の稼ぐ力
2026 年第 1 四半期の営業利益は 238 億 5,200 万ドル。前年同期の 184 億 500 万ドルから拡大しており、運営効率の改善なり、スケールメリットなりが働いている可能性が示唆されます(SEC 公式提出書類より、出典)。
2025 年度通期では営業利益が 799 億 7,500 万ドルに達しており、Amazon の基幹事業が安定的に利益を生み出す構造になっていることが分かりますわ(出典)。
総資産と現金 ── バランスシート上の底力
2026 年第 1 四半期時点での総資産は 9,166 億 3,000 万ドル。2025 年度末の 8,180 億 4,200 万ドルから増加しており、事業展開に必要な資産基盤を着々と拡充しているようですわ(SEC 公式提出書類より、出典)。
現金および現金同等物は 1,018 億 1,600 万ドル。2025 年度末の 868 億 1,000 万ドルから増えており、投資や配当、あるいは M&A など、戦略的な資本配分のための余力が増している状況ですわ(出典)。
株姫の視点 ── マクロ × 資金フローでどう位置づくか
Amazon のこの四半期決算をマクロ観点と資金フロー視点で考えると、いくつか興味深い局面が見えてまいりますわ。
まず、売上と利益の両面で前年同期を上回っているという事実は、リスク資産への資金フローが、少なくとも大型ハイテク銘柄の利益をもたらしているという市場の判断がうかがえます。特に AWS クラウド事業が継続的に成長する環境では、エンタープライズ需要の安定性が保証されているという見方が広がっているようですの。
次に、現金が増加しているという点。これは、本業からのキャッシュ創出が投資や配当を上回っているか、あるいは外部からの調達が行われているか、いずれかの可能性を示唆しています。市場全体が流動性重視のマクロ環境にある時期には、このような「手元に現金がある」という状態そのものが、アナリストや機関投資家にポジティブに評価される傾向にございます。
さらに、営業利益の前年同期比での拡大は、Amazon の経営効率が向上している可能性を示唆しています。スケールメリットが働きやすい大型テック企業だからこそ、売上成長に伴う利益率の改善が、資金フロー市場では「配当性向や自社株買いの余裕が生まれる」という期待へと繋がりやすいですわ。
とはいえ、今後の金利動向や、AI インフラ投資の采配、広告セクターの競争激化など、マクロ環境の変動は常に念頭に置く必要がございますの。本決算数値は「現在の実績」であり、未来を保証するものではありません。資金フロー上、Amazon のような大型銘柄がどのように位置づけられるのか、市場全体の流動性と金利環境との組み合わせの中で、継続的にご観察いただくことをお勧めいたしますわ。
本記事は情報提供を目的としたものであり、 投資勧誘を目的としたものではありません。 投資判断はご自身の責任で行ってください。
株姫の米国株解説は YouTube・X・Instagram でも発信しておりますわ。
各 SNS まとめはこちら → https://lit.link/kabuhime_lab
